心を満たす経験を大切に!

お子さんの良いところはどこですか?自分の良いところはどこですか?こんな質問にたくさん答えられると素晴らしいですよね。

これから色々な経験をして大人になるまでに、子ども達には「様々な困難を乗り越える力」を身に付けさせてあげたいですよね。

まだ生まれたばかりで…。と思うかもしれませんが、もう既にその力をつけさせるための基礎づくりは始まっていると言っても良いのかもしれません。

そのために必要な「自己効力感・・・自分はやればできるという自分の能力への信念」を育てるためには、結果よりも努力した過程を褒めることや、成功体験をたくさん積ませてあげることが大切です。

また、「自己肯定感・・・自分は頑張っているぞ!など自分自身に満足している感覚」を育てるためには、性格的な強みを育てることが大切と言われています。

乳幼児期にできることは、まず、「心が満たされる経験」をたくさんさせてあげることですよね。そうすることで、「安心感や信頼関係」が育まれます。

例えば・・・

★授乳時は視線を合わせて名前を呼んだり「おいしいね」などと話しかけたりし、コミュニケーションをとることで、赤ちゃんは心もお腹も満足します。

★スキンシップを大切にし、表情を交わす関わりや応答的に言葉かけをすることで、人と関わる力の基盤を培うことができます。

★今から何をするのか1対1で視線を合わせ、声かけをしながら関わることで、自分が大事にされていると感じることができます。

★一つ一つ声をかけて進める事で、子どもは見通しが持てるようになり「参加→協力→自立」へと向かいます。

などなど。

このように、乳幼児期に「心を満たすことや自分でできた!と思える経験をたくさんさせること」が大切です。

 

日々成長していく子ども達と関わりながら、今だからこそ大切にしなければならないことを見逃さず、保育を進めて行きたいと思っています。子どもはあっという間に大きくなってしまいます。おうちでも温かな関わりをじっくりと楽しんでくださいね!