子どもたちとの密な関りを大切に

子育てにお仕事にと、毎日忙しい日々を送っていらっしゃるお父さんお母さん、本当にお疲れ様です。今月は、おうちでのお子さんとの接し方、また、園での生活も含めて「子どもたちとの関わり方」について一緒に考えてみたいと思います。

さて、三つ子の魂百まで」とも言われるように、乳幼児期や3歳までにぐんぐん成長すること(心・体・頭・感情など)って沢山ありますよね。

その大事な時期にどのように子ども達と関わっていくのかということが、この先大人になっていく上でとても大切になっていきます。私たちも、その大事な時期に子ども達とどのように関わっていったらより良いのかについて、日々考えながら保育をしております。

その中から、まず一つ目「ほめる」です。

世界の中でも日本の子ども達の自己肯定感は非常に低いと言われています。子育ての中でも「叱るより褒める」を大切にできると良いですよね。

「まだできないの?」ではなく、少しでもできている行動を「~しているんだね。もう少しでできるね、待ってるよ。」などと、肯定的に伝えることや、好ましい行動になるように子ども自身の切り替えができたらすぐに褒めることで、子ども達には前向きな気持ちや見てくれている応援してくれているんだという安心感が生まれます。

二つ目は「コミュニケーション力」です。

自分の気持ちを表現する力、そして、相手の気持ちや言葉に耳を傾けて調整する力です。その機会がない子どもはなかなか自分の気持ちを上手く出せず飲み込むことばかりになり、困った時に助けを求められないことになってしまいます。そうならないように、人として心をつなぐ暖かい関係が築けるように「目をしっかり合わせて声をかける」ということが大切ですね。

三つめは「運動機能の発達」です。

親としては子どもが少しでも早く立って歩くことが嬉しいと思うことは当然ですが、子どもの成長が早い事がステータスのように感じてしまう所がありますよね?しかし、昔に比べてハイハイが足りない子が多く、危険回避能力や運動能力が低下してきている子が増えているとも言われています。ちょっとしたことで転び、手が出ずに顔から地面へ…など、よく聞く話ですよね。

保育の研修や現場でも多々話題になりますが、赤ちゃんにハイハイをしっかりたくさんさせてあげてほしいということです。手足の指や体全体を使ってハイハイすることで、脳の活性化・肺機能・好奇心・筋力・体幹・バランス感覚・反射神経・協応動作(手や足など二つの力を使う動き)などが発達していきます。そのために、適した環境を作ってあげないといけませんね。

今週からクラス懇談会が始まりますね。子ども達の成長について、また、日々の苦労などどんな話題でも結構です。保護者のみなさんとたくさん交流できたら嬉しいです。